今ニーズが高い医療系資格

リハビリ系のニーズも高い
医療系の国家資格一覧を見ると、よく見聞きする身近な存在から聞いたこともない資格、見聞きしたことはあってもどんな仕事内容なのかイメージできない国家資格もあるかもしれません。高齢化をはじめ、ガン患者や生活習慣病患者の増加などで医療系の人材は全般的に不足傾向にあり、ワークスタイルの問題などもあって医師や看護師、薬剤師などのメジャーな国家資格を持つ人材も常に求められています。もっとも、一覧でも目を引くこれらの資格は難易度も高く、一度、社会に出た方がチャレンジするのは難しく、学生でも何年もかけて受験勉強をしていかないと国家資格取得のために必要となる大学にも受かりません。一方、医療系の国家資格でも専門学校で学ぶことができ、高校を卒業する方から社会人や主婦の方までやる気があれば学べる国家資格やそのための学校もあります。その中でも近年ニーズを高めているのがリハビリ系の国家資格です。一覧でみると理学療法士や作業療法士、言語聴覚士などが該当します。理学療法士は加齢による身体能力の低下の予防や改善など高齢者施設や介護施設で活躍したり、事故や病気で障がいを負ったり、麻痺が残った方の回復や改善や日常生活への復帰ができるよう支援するお仕事です。作業療法士は発達障害のお子さまをはじめ、知的障害や精神障害の方の改善や回復のサポートもでき、作業をしながら日常生活に役立つ能力の向上を後押しします。言語聴覚士は脳卒中や心筋梗塞、事故や加齢で言語障害や嚥下障害がある方の改善や予防を行う仕事で、一覧の中でもニーズが高い分野でありながら、国家資格者が少ない分野です。